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1998.03.15
1998年3月「速水けんたろうコンサート」レポート
3月8日。前日吹き荒れた強風もおさまり、抜けるような青空が目にまぶしい穏やかな日曜日である。
そんな春の訪れを感じるうららかな日、我々東京福袋は、日頃懇意にしている3歳児と共に、「おかあさんといっしょ」歌のおにいさん・速水けんたろうおにいさんのコンサートに行ってきた。場所は江東区東陽、東京イースト21イーストプラザ。
11:30、14:30の2回公演であったが、念のため早めに出て10:30くらいに着く。
オープンスペースに100席ほどベンチが置かれていたが、すでに10〜20組ほどの家族が席をとっていた。1時間くらい前に着いたのは正解だったようだ。
3歳児を1時間もベンチにおとなしく座らせておくわけにいかず、席をとった上で3歳児と一緒にあたりを散歩する。
オープンスペースのまわりに1階高くなったデッキがあるのだが、そこをうろついているとオフィス棟にある喫茶店に「関係者以外立入禁止」の札が。どうやらここを楽屋にしているらしい。
オフィス棟の入口付近には派手な黄色いジャンパーを着たスタッフが固まって打ち合わせをしていた。
「…集まってきちゃうといけないから、こうガードして…」「じゃ、こういう風な感じで…」「それじゃゾンビみたいだなあ」
よくわからないが、楽屋からステージまで速水を誘導する際にどうするかの相談のようだ。ゾンビってなんだ、ゾンビって。私の聞き違いなのかもしれんが。
やがて会場に若い女性の声でアナウンスが流れ、「東京イースト21」の今後の催し物を紹介する。
「クレヨンしんちゃんでおなじみ『夢のクレヨン王国』ショー…」ちがうな、それは。
「『おかあさんといっしょ』の清水けんたろうおにいさんによる…」してはならない間違いをしたな、お姉さん。
開演10分ほど前に席に戻る。舞台に先ほどのうっかりアナウンスお姉さんが登場し、注意事項などを説明する。
そうして注意をひきつけているあいだに上のデッキをスタッフに囲まれた速水が通る。
うっかり姉さんがひっこむと、最近のファミリーコンサートのオープニングによく使われる「リズム君・メロディちゃん」の軽快なイントロと共に速水登場。
普段は4人(速水、茂森、佐藤、松野)で唄い踊るこの曲を、速水1人がファミリーコンサートの時と同じ振付で唄っているのは、なかなか新鮮な眺めである。
あたりを見回すと、舞台前や上のデッキに集まった観客はおよそ300人くらい。
速水の服装は、胸元にポロのマークのついた爽やかなボーダー柄のセーターだ。
続いて「公園にいきましょう」「犬のおまわりさん」を歌ったあと、トークが入る。話題は「おかあさんといっしょ」が始まってもうすぐ40年になることや、歴代のおにいさん、おねえさんについて。
速水が「もうすぐ何周年になるか知ってる?」と会場に問いかけると、会場からは「3年!」「5年!」「100年!」などの声がかかる。
「5年? そんなに短くないんだよ。けんたろうおにいさんが歌のおにいさんになって、もう6年だからね。100年? そこまでは長くないんだなあ」などと、会場の声にこたえる速水。
「ご存じの方はいらっしゃいますか?」との問いかけに、すかさずチャンスとばかりに、みやしたは3歳児の耳元に「40年」と囁く。おうむ返しに「40年!」と叫んだ我らが3歳児の声を聞きつけ、「すごい! 正解! そう、もうすぐ40年になるんです」。
嗚呼、速水よ、もっといろんなことを聞いてくれ。
馮智英の出身地とかあゆみおねえさんの出生時の体重とかちかおねえさんの実家で飼ってる犬の名前とか佐藤弘道の同級生のプロゴルファーの妻は誰かとか。
頼む、答えさせてくれ。
「おかあさんといっしょカルトQ」(勝手に命名するなよ)に答えたくてうずうずしている我々の期待をよそに、トークは続く。
「けんたろうおにいさんの前はおさむおにいさん(坂田おさむ)でした。その前はアキラおにいさん(林アキラ)。けんたろうおにいさんは8人目なんです、そう、8代目。最初からやってたわけじゃないんですよ、最初からやってたら、今ごろ“歌のおにいさん”じゃなくて“歌のおじいさん”になっちゃうからね」
てことは、今も子供向けの歌などをよく唄っている初代・歌のおにいさんの田中星児は、今や“歌のおじいさん”ってわけかい!……などと、思わずみやしたは心の中でツッコミを入れてしまうわけだが、何事もなかったかのようにコンサートは次のコーナーへ進むのであった。
「みんな、てあそびうたって知ってる?」というトークから入り、「パンダ・うさぎ・コアラ」「げんこつやまのたぬきさん」「おみせやさんにあるものなんでしょう」「おべんとうばこのうた」と、乳幼児に絶大なる支持を受けている曲目をたてつづけに唄い、会場の雰囲気をぐっと盛り上げる。
「パンダ・うさぎ・コアラ」では、「さあ、おとうさんおかあさんおじいちゃんおばあちゃん、学校の先生にお医者さんもご一緒に!」といういつものコンサートでおなじみの台詞、「おみせやさんにあるものなんでしょう」というゲームソングでは、会場の子供たちとの軽妙なやりとりがあり、さらに「おべんとうばこのうた」の時には、「野菜には栄養があります」といったコドモたちへ好き嫌いをなくすようにとの訓話まで入り、子供の偏食に悩む親にも嬉しい配慮。さすがはおにいさん歴6年、手馴れたものである。
さらに、観客とかけあいになる「おーい!」「どんな色がすき」で、会場のテンションは最高潮に。
そして、「虹のむこうに」「アイアイ」で約45分間のコンサートは終了。
「思ったより若々しかった」(吉野)
「ちょっとメイクが濃い目だったような気がするが錯覚かもしれない」(みやした)
「かっこよかった」(東京福袋が懇意にしている3歳児)
憧れのけんたろうおにいさんを間近で見ることができて、みやした大満足。我々につきあってくれた3歳児も喜んでくれたようだ。
この3歳児は、昨年末に「坂田おさむクリスマスコンサート」にも同行したのだが、コンサート後のCD即売会でおさむおにいさんにサインを貰い、握手までしてもらっている果報者である。今回のコンサートでは、「40年!」「すごい!」などと、速水とじかに会話するという僥倖に恵まれたので、これで歌のおにいさん2人制覇というわけだ。残りは6人。先は長いぞ、3歳児。がんばれ。
いつもテレビやファミリーコンサートで見ている通りのマイルドで嫌みのない語り口。無理がないというか、子供にこびない自然なトークがいい。また、トーク部分もいいが、歌のうまさには圧倒された。とにかく歌がうまい。声量が豊かだ。優しいが力強い歌声。
なお、午後の部が始まる14:30頃には、オープンスペースの会場は日が翳ってしまい、かなり肌寒くなっていた。
冷たい風が吹く中、午前の部と同じセーター姿で熱唱する速水。ジャケットでもはおればいいのになあ。風邪などひかなければいいが、と心配しつつ家路についた東京福袋一行であった。【福】
1998 03 15 05:57 PM [速水けんたろう] | 固定リンク
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