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1998.04.24
運のない男・陽介
鬼馬二の活躍がなにより楽しみな「虹色定期便」。第2回目のテーマは「他人の自由を認める」ということについて。
ブラジルから来た日系ブラジル人三世のフレンシーネのピアスと、主人公・陽介が父から無断借用した携帯電話をめぐって、あれこれと話が展開するわけだが、陽介、運がなさすぎ。
まずは、社会科見学の集合場所に陽介とフランシーネが向かう途中、フランシーネがピアスを落としてしまう。
前日、遅刻厳禁を言い渡されていたため、陽介はピアスは帰りに探そうと提案するのだが、フランシーネは意に介さず、ピアス探しを続ける。仕方なく、陽介もピアスを一緒に探してやり、結果、集合時間に遅れてしまい、担任の教師・近藤美和子(美形!)に大目玉を喰らう。
いわく「ブラジルから来たばかりのフランシーネは事情がわからなくても仕方がないが、陽介はフランシーネをきちんと時間通りに連れてこなくてはいけない」。
一児童にそれほどの責任を負わせる教師もいかがなものかと思うが、言い訳をする間も与えず、社会科見学の目的地に「全員、早足!」で向かわせる担任。話を聞いてやれよ。
さらに「おまえのせいだからな」「おまえ、フランシーネに責任をおしつけるのかよ」などと、クラスメイトにまでなじられる。「フランシーネのピアスのせいで遅れた」と言いたいところを、告げ口するのはイヤだとの理由で黙っているのだが、クラスメイトの少年が、フランシーネのピアスが似合っていると言ったため、思わず「学校にピアスしてくるなんておかしい」と言う陽介。しかし、「規則で禁止されていないんだからピアスしててもいいだろう」と一蹴されてしまう。
別の日(おそらく翌日)、陽介は、父親が忘れていった携帯電話を学校に持っていく。
たまたま書道の道具を忘れた少年が「おかあさんに電話して持ってきてもらう」と言うやいなや、「これ、使っていいよ」と携帯を差しだす陽介。そこで、授業が始まるのを告げるチャイムが鳴り、「あとで帰してくれればいいから」ということで、携帯はクラスメイトの少年の元に。
これで終われば、社会科見学遅刻で下げた陽介の株がぐっと上がるという話になるのだろうが、作者は容赦しない。授業中に携帯に電話がかかってきてしまうのだ。
当然、担任の教師に取り上げられ、放課後、職員室に行く羽目に。
職員室で担任に叱られた陽介が、思わず「ピアスはいいのに、携帯はどうしていけないのか。学校にピアスをしてくるなんておかしい」と言ったのを聞いたフランシーネが、「ワタシ、もう、ピアスなんかしない!」と泣きながら教室に戻ったため、フランシーネと親しいフランス(ハーフ)、中国(残留孤児と中国のハーフ)、ブラジル(日系ブラジル人)からなる多国籍少女軍団に白い目で見られるという、またしても厳しい状況。
無論、家に帰れば、両親に叱られてしまうわけで、なんとも散々な目にあう陽介だが、人がいいというのか、脳天気というのか、「もし、僕のせいで、フランシーネがピアスをしてこなくなったらどうしよう」と悩むのである。
さらに、翌朝、フランシーネの耳元にピアスを確認した途端、それまでの暗い表情から一転して晴れやかな笑顔。
こいつ、将来、きっと女に騙されるに違いない。
それはそうと、陽介役の藤沼豊、エキゾチックななかなかのハンサムくんなのだが、ちょっと姿勢が悪いぞ。いわゆる猫背。首が埋まっちゃってる。
近ごろの若いもんは姿勢が悪いとよく言われるが、陽介以外の子役は、特に猫背には見えない。
一般のコドモならともかく、ETVとはいえドラマで主役を張っているプロの俳優なんだから、姿勢が悪いってのはいただけないなあ。
それと、前髪が長すぎるのも気になるところ。目に入りそうでハラハラする。目、悪くなるぞ。背筋を伸ばして、前髪を切った方がいいな。誰か注意してやってほしい。って、私もこまごまと口うるさいですね、いや、失敬。
ところで、我らが鬼馬二だが、陽介一家が鬼馬二経営のブラジル料理の店に夕食に出かけるシーンで登場。ぶらぼー。
「ダカラ、サービスするって言ったデショ」、「コチラの坊やが、マ リィーア(巻き舌)の同級生ときいては」、「ブラジル料理に豆は欠かせない、日本でいえば味噌汁のようなものネ」など、アヤシゲな訛りまじりの台詞も絶好調。嬉しい限りである。
というわけで、次回の鬼馬二の活躍に期待しつつ、アディーオス!【み】
1998 04 24 11:10 AM [学校放送, 丹古母鬼馬二] | 固定リンク
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