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1998.05.15
ハナへの希望
「うたっておどろんぱ」のハナ(河合篤子)のヘアスタイルとコスチュームが、放送3回目から変わった。なぜ、こんな中途半端な時期にチェンジするのか、誠に不思議ではある。
1、2回目のスタイルは、現在もオープニングとエンディングで見ることができる。外向きカールのオカッパに、Aラインを強調した花のアップリケ付ワンピースとカラフルなスパッツという、お人形さんのような格好。
そして、新しいコスチュームは、半袖のTシャツと花のアップリケ付サロペットパンツ。ヘアは、ところどころ結い目をつけた乱れ加減のアップスタイルである。髪の毛には、青や黄色などのメッシュが入っている。
前任者の内田順子(といっても、番組タイトルは同じだが、番組内容はまったくリニューアルされているので、正確には前任者とはいえないかもしれない)が、むっちりとした手足をかなり派手に露出して健康的な色気をふりまいていたのに対し、ハナにはセクシーな匂いがまるでしないのはどうしたわけだろう。
美人とはいいがたいが、それなりに可愛らしい顔だちである。太っているとか痩せぎすとか、極端に醜いスタイルというわけでもない。歌も踊りも上手にこなすリッパな歌のおねえさんだ。
彼女に色気を感じない原因の1つは、コスチュームにあるのではないかと思う。最初のコスチュームも、新しいコスチュームも、いずれもキュートでオシャレなものである。ファッションやデザインを勉強している学生さんが描くイラストから抜け出てきたようなイメージ。番組全体のイメージもオシャレ感が強く漂う。セットもそうだし、ダンスシーンで活躍する丸い頭の2人組もオシャレ。コーナーをつなぐ際に挿入されるアニメーションも子供じみておらず、なかなかカッコいい。
このようにオシャレではあるのだが、残念なことに、番組の主人公であるハナに魅力が感じられないのである。なにかペナペナと平面的な感じ。生身の人間らしい匂いが希薄だ。
子供向けの音楽番組に色気など必要ないという説もあるかもしれないが、私はそんなことはないと思う。色気といってもヘンな意味でなく、セクシーなおねえさんがいるだけで、番組に躍動感が生まれる。
「うたっておどろんぱ」には、コメディリリーフのような役割で、ウガンダ・トラが出演しているが、彼はまぎれもなくセクシーな男である。まるまると太った身体、お世辞にもハンサムとはいえないご面相だが、愛敬ある表情やリズム感あふれるダンスを繰り出す姿は、見ているだけで楽しくなる。これも1つの「色気」だろう。
しかし、ハナは見ていても楽しい気持ちになれない。
もう少し、色気を意識したキャラクタ作りをしてみてはどうか。
ワンピースにしてもサロペットにしても、徹底的に肌を隠したコスチュームだが、せめて腕くらいぐっと出してほしい。もうすぐ夏だ。たまには短いスカートや、ショートパンツ姿もいいだろう。
「うたっておどろんぱ」は、番組としては非常にすぐれたものだと思うが、これでおねえさんが魅力的になれば、鬼に金棒である。今後、ハナをキュートに見せてくれるコスチュームが登場することを祈りたい。【み】
1998 05 15 11:00 AM [幼保の時間] | 固定リンク
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