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1998.05.08

ミッフィに養命酒を

 オランダの絵本作家ディック・ブルーナ原作のうさぎのミッフィ(我々の世代は「うさこちゃん」の方がなじみ深いが)シリーズなどをアニメーションにした「ブルーナの絵本」。実をいえば、私は柄にもなくひそかにミッフィの食器をコレクションしているほどのブルーナファンなもので、あの可愛らしい絵が動くかと思うと非常に嬉しいわけだが、あれはどうも見ていると力が抜けていかん。

 その理由はわかっている。長沢彩である。

 ETVの「プチプチアニメ」のファンサイト「ぷちぷちえぶりでぃ」によると、「ブルーナの絵本」は数人で声を担当しているようだが、ミッフィといえば長沢彩だ。
 おそらく子役さんだろうが、演技力はなかなかのものである。かぼそく少し鼻のつまったような声。ほんわかとしたミッフィのイメージを壊すことなく、上手に脚本を読んでいると思う。大健闘だ。

 しかしながら、あまりにも元気なさすぎである。
 最初に声を聞いた時は、あの鼻づまりのせいで、「この子は風邪でもひいてるのかな、元気がないな」と納得していたものだが、どうやらあの弱々しい台詞回しが彼女の芸風らしい。いつもかぼそい声。コンスタントに虚弱な声なのである。彼女の台詞をきいていると、へなへなへなと身体から力が抜けていくのがわかる。

 今、5/10の母の日に向けて、「花キューピット」のイメージキャラクタでもあるミッフィちゃん(3D!)のコマーシャルがテレビで流れているが、おそらくこれも長沢の声なのだろう。
 「もうすぐははのひだ」囁くように語るミッフィ。
 続いて、弱々しい声で「はなきゅーぴっと♪」と一節唄い、さらに「おはなをあげようっと」などと、駄目押しのごとく最後にもう一度かぼそい声で台詞が入る。へなへなへな。

 大丈夫か、長沢。とりあえず朝めしを食え。話はそれからだ。【み】

1998 05 08 09:36 PM [人形劇/アニメ] | 固定リンク

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