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2002.04.11
「ことばあ!」おがちゃんの宝物
辻村真人、長島雄一と並んで、とにかくETVでしょっちゅう声を聞く緒方賢一をフューチャリングした新番組「ことばあ!」(1年国語)。
チロル風または喫茶店のマスター風の格好をした緒方賢一と数人の子役に“ことばあ”という名前の老女の人形が絡むスタイル。
緒方の役名は「おがちゃん」。テロップには「おがちゃん」と出るし、ことばあや子役たちもきっちり「おがちゃん」と発音しているのだが、緒方本人だけは「おがっちゃん」と発音するのが妙に気になる。
第1回目の今日のテーマは「初対面の人間と仲良くする方法」。子役たちのヒネリもオチもない自己紹介を延々と見せられる羽目に。
そして、ラストはおがちゃんが自分の宝物の紹介をするコーナー。
おがちゃんの宝物は一冊の文庫本だ。友人からプレゼントされた本だという。
「いつも優しい友人がいて、どうしてそんなに優しくなれるのかと問うたところ、全てこの本の中に書いてあると言われた」と、宝物にまつわるエピソードをカメラに向かって静かに語る緒方。
画面に目をこらして文庫本のタイトルを読んでみると、そこには「人情裏長屋 山本周五郎」とあった。
そうくるか、ETV。
いくらなんでも小学1年国語の学校放送に山本周五郎はミスマッチだ。“素”の緒方賢一の本当の宝物なのかもしれないが、「人情裏長屋」って、ねえ。
「せんせーい、おがちゃんのたからものって、なんてゆうほんですかー?」
「山本周五郎という人の書いた『人情裏長屋』という小説だよ」
「しょうせつってー?」
「小説というのは、大人が読むお話の本のことだね」
「にんじょうってー?」「うらながやってー?」
「ええとねえ、人情というのは、思いやりのある心、他の人に優しくしてあげる気持ちのことだよ。わかる?」
「わかるー」
「でね、裏長屋っていうのは、うーん、長屋っていうのは、昔のマンション? でいいのかな……」
「せんせーい、おがちゃんのたからものは、おもいやりのあるこころのうらにあるまんしょんのほんですかー?」
「ことばあ!」第1回を視聴した後の教室では、教師が思いっきり立ち往生していることだろう。思いがけない大オチである
いまだ波瀬時代の「あいうえお」の呪縛から抜け出せない私にとっては全然物足りないのだが、今後の緒方賢一の活躍に期待しよう。【み】
2002 04 11 04:11 AM [学校放送] | 固定リンク
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