実録 男性誌探訪
まず読んで損なしハズレなし。驚異的な好打率を誇る斎藤美奈子の2003年12月発売の最新刊。
「AERA」連載の「Men' s magazine walker」に加筆・再構成して単行本化したものだそうだ。
硬軟とりまぜさまざまな男性誌(主な読者が男性と思われる雑誌も含む)を、オヤジ、オシャレ、マニアといったキーワードを元に一刀両断に評論、解説していく。
この手の評論・エッセイは一般的に「辛口」という二文字でくくられがちだが、そうではない、単に真っ当な人だというだけだ。さらに言うなら、真っ当な上に筆力が豊かだというだけのことなのだ。
「辛口」「毒舌」なんていう手垢のついた記号に振り回されていると、実際は「甘口」の「ぬるい意見」しか言っていない人間をヘンにもてはやしたりするようになる。いるでしょ、そういうタレントや評論家が。
斎藤美奈子は、真っ当な事を平易な文章できちんと表現できる希有な人物だ。
新刊が出たらとにかく読んでおけ。損はしない。
そして読み終わったら、過去の作品にも手を伸ばしてみよう。どれも面白い。
斎藤美奈子、読んでいるうちに残りページが減っていくのが惜しくなる貴重な書き手である。もっと、もっと読みたい。【み】
1月 18, 2004 at 06:05 午前 今日の本 | Permalink
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