渋川へそ祭り
群馬県渋川市で開催されている今年で21回目の新しいお祭り。
腹にシールや絵の具などで絵を描いて踊りながらパレードする「へそ踊りパレード」がメインイベントらしい。つまり腹芸パレードということだ。
上毛新聞の昨年度の記事によると
祭りは、「日本のまんなか」を標ぼうする渋川の恒例行事。今年で二十回目を迎え、市内の企業や団体、愛好家など約七百八十人が参加した。
という。
気になるのは、参加者の中に「愛好家」が含まれていること。全国からへそ踊り愛好家が集っているのであろうか。
また、上毛新聞によれば、
踊り手は腰に法被をつけて、顔をかさで隠して扮装(ふんそう)。「はら出せ、よいよい。へそ出せ、よいよい」の音頭に合わせ、浴衣踊りとともに二時間にわたって練り歩いた。
というものだったらしい。
たかだか20年前に始まった祭りである。
それなのに、あたかも大昔からなされているかのようなこのようなかけ声が決まっているということは、20年前に誰かが考えたのだろう。
20年前といえば1980年代だぞ。80年代に「はら出せ、よいよい。へそ出せ、よいよい」ってどうよ。
もしかしたら、昔からあった地元のお祭りをリニューアルしだだけで、このかけ声もその遺物なのかもしれないけど。
さらにもう1つ。
渋川市のへそ祭り特集のページによれば、
お腹に直に描くだけでなく、シール、Tシャツでの参加も増えてきました。従って、男性だけでなく女性も参加しやすくなり、ますます華やかなになりそうです。
なんということだ。
男も女も猫も杓子も関係ない。ナマ腹に絵を描いてこその「へそ祭り」ではないか。
Tシャツに絵を描いてどうするか。へそを隠しちゃいかんだろう。それじゃ「オリジナルイラストTシャツ祭り」だよ。
次回からはTシャツ着用禁止ナマ腹のみ許可という厳しいルールで祭りに臨むよう、渋川市の皆さんの英断に期待しよう。【み】
1月 16, 2004 at 05:49 午後 今日の祭 | Permalink
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