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2006年1月10日 (火)

人間の皮でつくった本(画像あり)

 ロードアイランド州にあるブラウン大学の図書館に1冊の解剖学の本がある。明るい茶色に磨かれた表紙は他の革張りの本と一見変わらないように見える。しかしこの本には秘密がある。実は表紙に使われている皮は人間の皮膚なのだ。
 一流と言われる図書館の多くは、ハーバード大の図書館も含めて、こうした本をコレクションとして持っている。今日では人間の皮膚を使って革をつくることは異常に感じるかもしれないが、何百年も前には珍しいことではなかったと、メリーランド州にある国立医学図書館の稀覯本目録を作成しているローラ・ハートマンさんはいう。
 1800年代後半のセントルイス・ポスト・ディスパッチ紙のある記事ではこれが「普通に行われていることだが、上流社会では語られることがなかったことを示唆している」とハートマンさんは語る。当時こうした図書は多くは個人が所有しており、その多くは切断した手足が入手しやすい医者だったという。彼らは人間の皮膚が比較的安く、耐久性と防水性に優れていることに気づいたのだ。
 また別のケースでは裕福な蔵書家が死刑になった囚人や医学校の解剖用の死体、貧しい人々の死体から皮膚を採取することもあったと、ブラウン大ジョン・ヘイ図書館のサム・ストレイト館長はいう。
 同図書館では人間の皮を貼った本を3冊所有している。解剖学のテキストと中世の説教本「死の舞踏("The Dance of Death")」の19世紀復刻版2冊だ。「死の舞踏」のうちの1冊は1816年に出版され、1893年にロンドンの製本家Joseph Zaehnsdorfによって再製本された。彼が依頼者に宛てたメモには十分な大きさの皮が入手できなかったため、皮を剥いで2枚にしたことが記してある。表紙には表皮が使ってあり、柔らかい紙やすりのようなでこぼこした触感で、本の背と裏表紙には内側の層が使ってあり、スエードのような触感である。ストレイト館長によればおそらくZaehnsdorfは材質の展示のために皮の素材のままにしたのだろうという。もう1冊の1898年に出版された「死の舞踏」には黒い皮の象眼と金の箔押しで精巧な装飾がしてある。しかし近寄ってみると毛穴が見てとれる。この書物の内容は死が貧富に関わらず全ての人間に訪れることを説いており、多くの人間の革張りの本と同じように、(人間の皮を貼ることは)書物の内容と何らかの関係があると館長はいう。
 人間の皮を使うことは現代では嫌悪を感じさせるが、好奇心の対象としてではなく学術的な研究のために敬意を持って扱う限り、図書館がこうした書物を所蔵することに倫理的な問題はないとペンシルバニア大生命倫理センターのポール・ウォルプ氏はいう。「歴史的な遺物はまた意味が異なります。」と、博物館が遺跡から発掘された人骨を所蔵していることを例に挙げて語る。「もしこれがナチがつくった人間の皮の本だったとしたら、私の反応も違うでしょう。」(Boston.com:さらに続きあり)
 元記事ではこの後に述べられている、1837年に出版されボストン図書館(Boston Athenaeum)が所蔵している。」追いはぎジョージ・ウォルトンの回想録はこちら。この本はウォルトン自身の皮で装丁され、被害者の一人に贈られた。【吉】

1月 10, 2006 at 12:26 午前 今日のトピックス |

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人間の皮でつくった本(画像あり)[Tokyo Fuku-blog] 以前紹介した死刑囚の皮膚で化粧品を作ったのとは違い、こっちは怖くないな。芸術や学問の為に使うのは別にいいと思う。人の皮をはいで刺青展みたいなのやっている人もいるし。人の皮はいけないのに人以外の動物の皮はいいっていうのも何か変だし。 PICK UP 中国、死刑囚の皮膚で化粧品製造 「驚くことじゃない」... 続きを読む

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