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2006年3月11日 (土)

トルコで四つ足で歩く家族見つかる(画像あり)

 トルコで両手両足をつけ四つ足の姿で歩く5人姉弟が発見された。この女性4人、男性1人の姉弟は我々の祖先が四つ足から直立歩行へと移行した理由を解明する鍵となるかもしれないと英国ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの進化心理学者ニコラス・ハンフリー教授は考えている。
 教授は直立歩行の遺伝子があるという考え方は否定しており、我々人類の二足歩行への移行は、骨格や遺伝子構造の変化を含んだより複雑な過程だったと考えている。
 一方ベルリンにあるマックス・プランク進化人類学研究所のシュテファン・ムンドロス教授の研究チームは17番染色体の遺伝子に注目し、この兄弟の歩行形式は二足歩行への移行に必要な遺伝子が欠けているためだとしている。
 5人のうち3人の女性と1人の男性は四つ足でしか歩いたことがなく、1人の女性は二足歩行と四つ足の歩行をかわるがわるに行っている。5人以外のもう1人の男性は二足歩行だが、歩行に障害があるという。
 姉弟は両親や他に5人いる姉弟と暮らしており、脳に障害があるものと思われる。MRIスキャンの画像によればバランスや筋肉運動の調整に問題を起こす小脳性運動失調症とみられる。
 ハンフリー教授はこの姉弟の歩行形式とチンパンジーやゴリラの歩行形式は決定的に違うという。ゴリラやチンパンジーは拳をつけて歩くが、この姉弟は手首に重心をかけ指を地面から離して歩く。
「重要なことは、チンパンジーはそのような歩き方をすることで指が使えなくなっているのに対し、この姉弟は指を器用に使うということです。例えば女性たちは編み物や縫い物をこなします。」と教授はいう。また手にできたたこが、姉弟の行動が本物であることを示しているという。
 教授はこれが我々の祖先が歩いていた方法に違いないと考えている。器用に保たれた指は道具を扱うことができ、人間の肉体と知性の進化に影響を与えたとする。
 「この姉弟にみられる行動は、人間が樹上から降り立ち二足歩行になるまでのある段階に該当すると考えることができます。」と教授は言う。
 この家族に関するBBCのドキュメンタリーは3/17英国で放映される。(BBC NEWS:四つ足で畑を歩いている画像あり)【吉】

3月 11, 2006 at 01:45 午前 今日のトピックス |

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