寝ている間に朝飯をつくってしまう元シェフ
英国ファイフ州グレンロセスに住むラブ・ウッドさん(55)は元シェフ。彼は夢遊病で眠っている間にポテトフライやオムレツをつくっていることがある。彼はこれがもとでいつか家を丸焼きにしてしまうのではないかと心配している。
彼が夢遊病になったのは14歳の頃から。そのおかげで彼は自分の人生は悲惨なものだったといい、妻のエレノアさんは心配で夜中夫に気をつけていなければならないという。休暇中のある夜彼はすんでのところで死ぬところだったと語る。「スペイン旅行中、夫婦でホテルの9階に泊まっていたんです。」「夜中に私は起き出してバルコニーをよじ登ろうとしていました。」「手摺の外に足を出そうとしたところでエレノアが引き戻してくれたんです。」「妻は以前は針のベッドの上でも寝られると言っていましたが、私と結婚してからは夜中警戒していなければならないのでよく寝られないようです。」
「ポテトフライをフライパンで温め、家中の明かりやテレビをつける、これだけのことを寝ている間にするんです。」 また彼はオムレツを「完璧に」つくることもあるという。「妻は寝ている間に掃除機をかけてくれればいいのにと言ってますがね。」
エジンバラ睡眠センターのクリス・イジコウスキ博士は、夢遊病には遺伝のほかに過労、アルコール、喫煙、睡眠薬などによって引きおこされることがあり、ウッドさんはアルコールや喫煙の習慣を見直すべきとしている。(BBC NEWS)【吉】