デンマーク王子は犬肉がお好き
デンマークのヘンリック王子(72)が犬肉好きを告白して動物愛好家にショックを与えている。フランス生まれの王子はベトナムで育った時に犬の味を覚えたらしいが、このインタビューが雑誌「Ud&Se」に載るや国民はショックをうけた。何しろ王子はデンマーク・ダックスフント・クラブの名誉会長だったからである。
しかし当の王子は全く気にしていない様子。犬肉を食べる会を開き「犬肉を食べることは別に何とも思ってないよ」「どっちにしろ食べられるために育てられた犬なんだからさ。ニワトリみたいなものだよ。」と語っている。「ウサギとか鹿肉とか子牛の肉のような味で、もっとパサパサしてるんだ。」といい、炒めたり焼いたして厚く切るとうまいとまで言っている。
一方王子は昨年出版した詩の本の中で自分の飼い犬を讃える詩をつくっているほどの犬好き。今回別の意味での犬好きであることも発覚した形だ。王子は以前子供のしつけには犬の調教のやり方をとりいれるべきだとしてデンマーク中を論議の渦に巻き込んだこともある。つまりそれほど犬好き、かつ舌禍の人らしい。
王子が別の意味での犬好きを告白して以来、新聞各紙は90年代はじめコペンハーゲンのアマリエンボー宮殿からダックスフントが姿を消した件についてとりあげている。このダックスフントは国中の捜査にもかかわらず見つからなかった。王子の胃の中へ? というわけだ。
フランス生まれのヘンリック王子は1967年マルグレーテ女王と結婚したが、国民が彼を喜んで受け入れようとしないことについてたびたび不平をもらしてきたという。(Telegraph)
まあペットと食い物が別の存在だと思いたい向きにはショックかも。でもニワトリもブタもかわいくておいしいんだよね。【吉】