「間違ってインタビューされた運転手」は運転手ではなかった
「IT専門家と間違えられたタクシー運転手、インタビュー番組を乗りきろうとする」で報じた「運転手」の正体が判明した。
彼はコンゴ出身のガイ・ゴーマさん。タクシーの運転手という当初の報道は誤りでBBCに就職の面接にきた男性だった。彼は出演にあたって非常に緊張したといい、なぜ彼が申し込みにきたデータ消去に関する質問がなかったのか不思議に思ったという。
プロデューサーが受付を間違えたため混乱が起きた。プロデューサーはその日「アップル対アップル裁判」についてインタビューするはずだったNewswireless.netのガイ・キューニーさんを探しにいった。受付担当者がゴーマさんのいる方を指さしたためプロデューサーは「ガイ・キューニーさんですか?」とゴーマさんに確認した。プロデューサーは事前にガイ・キューニーさんの写真を見ていたにもかかわらず、ゴーマさんが肯定的な返事をしたため彼をスタジオに連れていってしまった。
彼にインタビューしたカレン・ボウアーマンさんによれば彼は「余裕がなく、あがっているようにみえた」という。ゴーマさんはインタビュー形式の面接だと思い込みながら生放送中に3つの質問に答えることになった。本物のキューニーさんがまだ受付でまっているということがわかったのはその後のこと。
その後News24の取材に対しゴーマさんの就職試験の結果はまだわからないと答え、「本当にBBCで働きたいんですよ。」といった。BBCの広報担当は「これは純粋な誤解によるものだと判明しました。」「今後は来客者の対応に十分注意し、このようなことがまたおこらないようあらゆる手段をとります。」としている。
(BBC NEWS)
タクシー運転手じゃなくITに通じた人だったことが少し残念。【吉】