6年前に死亡し座ったままミイラ化していた男性
ロシアのトゥラにあるアパートの一室で、住人の一人がキッチンで座ったままミイラ化しているのが見つかった。彼は死んで6年経過していた。
通報を受けた検察官マーク・イグナシンさんがアパートに向かうと、皮膚が羊皮紙のように変質した死体がキッチンのテーブルに向かって座っており、ほこりのつもったテーブルの上には空のウォッカの瓶とグラスが置いてあった。リビングルームにあった新聞は全て2000年の2月の日付だったという。
隣室のヴァレンチナ・ムラドヴァさんはこのミイラを6年前から行方の知れないウラジミール・レデネフさん(68)であると確認した。
警察の記録によるとレデネフさんは暴行で4年間刑務所に入っていたことがある。近所の住人の証言によれば10年前母親が亡くなった後大酒を飲むようになり、年金が少ないため拾った空瓶を売って生活していたという。
レデネフさんは人付き合いが少なかったことから、彼の姿を見かけなくなってもアパートの住人は不審に思わなかった。隣人の一人は「どこかに引っ越したか、病院に入院したのかと思ってたわ。あの人は結核だったから。」と語っている。レデネフさんは彼の息子や姪が訪ねてきても会わなかったという。
アパート管理業者が多額の管理費が未払いな住人を訪問する中でレデネフさんは発見されることとなった。(Pravda.Ru:座ってミイラ化したレデネフさんの画像あり)【吉】