シチリアの謎の火災の原因はエイリアンか
2004年に報じた「シチリアで家具の自然発火現象相次ぐ」、「シチリアでの自然発火現象、依然続く」の続報だ。
シチリア北部のカネット・ディ・カロニアという町では2004年に家具などが突然燃えだすという事件が相次いだ。電気式の調理器具や結婚式のプレゼントや家具が突然燃えだしたのだ。科学者や電気技師、軍事の専門家などがこの現象を解明するためにこの町に集まった。放火の可能性は真っ先に除外された。科学者の目の前でコンセントのささっていないコードが燃えだすこともあった。地元民は超自然的な力だと信じ、バチカンのガブリエル・アモース神父は悪魔が家を占領しているとした。
そして現在。イタリアのいつくかの新聞は、シチリア市民保護局が謎の火災の最も可能性のある原因としてエイリアンを挙げていると報じている。この報告書はイタリア政府の発注によりNASAの科学者を含む数十人の専門家がまとめたもの。調査には2年の歳月と2億円の費用が費やされた。この報告書によればこの火災は「12から15ギガワットの人工的ではない高出力の電磁気の放出により起きたもの」だとしている。報告書ではまた「原野に説明のつかない焦げ跡が発見された」としてこの町の近くにUFOが着陸した可能性について述べている。報告書をまとめたシチリア市民保護局のフランチェスコ・マンテーニャ・ヴェネランド局長は「これが最終報告書というわけではありません。我々はまだ結論にむけ作業中であり、一部が漏れたものです。」「我々はなにも火星から来た緑の小人が火をつけたと言っているのではなく、強大な電磁エネルギーをつくりだすことのできる不思議な力が原因だと言っているのです。」「これは可能性の一つに過ぎず、強大なエネルギーを放出する秘密兵器の実験の可能性なども含め検討しています。」と語る。(Telegraph)【吉】