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2007年12月23日 (日)

ロシアの狼少年、発見翌日に逃亡(画像あり)

 モスクワの警察は野生状態で保護された翌日、保護先のクリニックから逃亡した「狼少年」の行方を追っている。少年はロシア中央部のカルーガ州の森の中で狼の群れと暮らしているところを発見された。少年は狼に育てられたとみられ、足の爪はかぎ爪のようになっていた。
 警察の広報は「彼は一般の人にとって明らかに危険な存在です。」「狼に典型的な癖や行動様式をもっているます。」「力が強く、歯が鋭いため噛まれると危険です。」と語る。
 少年は外見から10歳程度とみられていたが、医師の検査により実際はもっと年長であると考えられている。彼には知能が備わっているように見えるがロシア語をはじめ言葉を話すことができず、何年間も野生状態で暮らしていたとみられている。ロシアでは捨てられて動物に育てられた子供「モーグリ」に関する報告が時折あり、今回のようなケースは珍しくない(ちょっと眉唾)。
 少年は氷点下の気温の中、葉や枝でつくられた巣にいるところを地元民に発見され、警察に通報した。少年の身元はわかっていない。「少年は汚れて、腹をすかせ、厳しい生活を送ってきたように見えました。」「我々は彼をクリニックに連れていったんです。」「信じられない出来事です。彼に呼びかけても反応しませんでした。」と警察の広報は語る。医師は彼に服を着せ、食物を与えたところ、動物のようにむさぼり喰ったという。
 その翌日、彼は警備員の目を逃れクリニックから逃げ出した。現在モスクワの中を逃げ回っているものと考えられる。
 「まだ検診も済んでいません。体を洗い爪を切り、採血などを行う必要があります。」「彼が物理的に危険だというのもそうですが、ウイルスや伝染病の感染源になることも考えられます。」と医師は語る。 (the Daily Mail:少年の画像あり)

12月 23, 2007 at 04:43 午後 今日のトピックス |

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