13歳の少女を装っていた33歳の女性、今度はノルウェーで13歳の少年として発見される
ノルウェーで、オスロの養護施設からチェコ人の少年が行方不明になり全土にわたる捜索が行われていたが、実は4か月の間同施設で暮らしていたこの「少年」は33歳の女性であることがわかった。
この女性Barbora Skrlovaは昨年5月にチェコで起きた幼児虐待事件の証言を拒みデンマークへ逃亡していた女性で、この時も13歳の少女「アンナ」を名乗り、捜索が行われる中で実年齢が判明し、チェコ全土を驚かせていた。(「チェコの幼児虐待事件、13歳の姉が実は34歳の女性と判明し事態は複雑怪奇に」「(続報)13歳の少女を装っていた34歳の女性、デンマークで発見」参照)
Skrlovaはこの9月、チェコのパスポートを持つある女性が彼女の息子「アダム」としてオスロ近くのMarienlyst 学校に入学させていた。Skrlovaは頭を剃って胸部を縛ってふくらみを隠し、数か月間教師や養護担当者、警察の目を欺いていた。
しかし12月の半ば「アダム」ことSkrlovaは養護施設から姿を消し、警察がノルウェー全土にわたる捜査を開始した。1月4日に警察が行方不明の子供として写真を公開したところ通報があり、トロムスにいるSkrlovaを発見、その後ノルウェーの警察は「行方不明の少年は実は33歳の女性だった」と発表した。
Skrlovaは1月9日チェコに強制送還させられブルノで拘束されている。チェコの警察は現在Skrlovaを身分詐称や当局を欺いた容疑で告訴できるかどうか検討している。またSkrlovaには精神鑑定が行われるという。
オスロ警察は実在のアダムの両親がSkrlovaの身分詐称に協力したものと考えている。(Metro.co.uk:頭を剃ったSkrlovaの画像あり
前回の事件でもSkrlovaの年齢は34歳、32歳とゆれ動いていたが今回は33歳。このへんも謎である。【吉】
<関連リンク>
◆チェコの新聞"Dagbladet":警察に連行される(?)Skrlovaの画像あり
◆"Dagbladet"のもう1つの記事:連行されるSkrlova、33歳の女性としてのSkrlovaの画像、13歳の少女「アンナ」としての画像あり。
(追記)
別の記事によると、Skrlovaの父は肉体的試練を通じて神への完全な服従を要求する宗教団体「グレイル・ファウンデーション」から分離した一派の指導的立場にあり、児童虐待で逮捕された母親と叔母も同団体に属し、Skrlovaは同団体の「女神」となる人物だったとしている。
同団体のメンバーがSkrlovaの身分詐称に関与しており、自分の息子アダムの身分を「貸し」、オスロで共に暮らしていたとしている。(IOL)【吉】
1月 13, 2008 at 03:27 午前 今日のトピックス | Permalink
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 13歳の少女を装っていた33歳の女性、今度はノルウェーで13歳の少年として発見される:
» 13歳の少女を装っていた33歳の女性、今度はノルウェーで13歳の少年として発見される トラックバック ワラニュース
13歳の少女を装っていた33歳の女性、今度はノルウェーで13歳の少年として発見される 続きを読む
受信: 2008/01/13 14:59:29