盗まれたマスタング、38年ぶりに戻る。
ロサンゼルスに住むユージン・ブラッケさんのもとに盗まれた愛車「1965年型ムスタング」が戻った—38年ぶりに。走行距離は約48万km増え、色は塗り替えられていたものの、走行状態は良好だという。
ブラッケさんが車の盗難を届け出たのは1970年の5月。その1か月後、ロングビーチに住むジュディ・スモンゲスキーさんが高校の卒業祝いとしてこの車を贈られた。父親はこの車を中古車店から買っていた。
現在サンディエゴに住むスモンゲスキーさんは、この車を約40年にわたりメンテンンスをしながら使っていたが、最近売却をしようとした際にサンディエゴ警察が盗難車と断定、このことを知ったという。
「ブラッケさんは4年、私は38年も乗っていたけどこれは彼の車だわ。」とスモングスキーさんはいう。彼女はエンジンを2回改造、色ももとのゴールドからシルバーブルーに塗り替えていた。「ただそのことは不満みたいね。」
スモングスキーさんは近々ブラッケさんと会って車を返す予定だという。「つらいけどその方が正しい事だと思うの。」「彼がこの車に乗って去っていったら寂しくなるでしょうね。」(KOB.com)
2年前には盗まれたコルベットが37年ぶりに戻るという事件があった。教訓:「盗まれた車はだいたい40年で戻る」。【吉】