銃で眉間を撃たれたが弾丸の方が粉々に(動画あり)
救急担当の医師は治療に訪れた女性を疑ったことを謝った。無理もない、大口径の銃で眉間を撃たれながら、生きているばかりか大けがすらしていない被害者など見たことがなかったからだ。
4月11日の深夜、マリーさん(報復を恐れ姓は明かしていない)は22歳の娘、そしてボーイフレンドと一泊の外出の後、フロリダ州リバービューの自宅に帰るためにタンパ市街をトラックで走行していた。「映画を見て、食事をして、楽しい一夜を過ごした私たちは道を走っていました。」とマリーさんはいう。
50番街を走っていた時、2人の人物が乗った白いニッサン・セントラと4人の人物が乗ったニッサン・アルティマがマリーさん達のトラックに横付けをしてきた。信号で停止した時、セントラに乗った人物がマリーさん達に向かって卑猥な言葉を叫び、無礼なジェスチャーをした。続いて2台の車から男たちが降り、マリーさんのボーイフレンドに向かって何かを怒鳴ったため、ボーイフレンドはトラックのウィンドウを下げた。
信号が青に変わると男たちは車に戻り、2台の車はマリーさんたちの車をはさむように走り始めた。マリーさんはいう。「奴らは車線を変えて横につけたり前に入り込んだりしました。」 その間も男たちは卑猥な言葉を叫び続け、セントラに乗った男はマリーさんに向かって殺してやると叫んだという。
次の信号でセントラの男がサンルーフを開け立ち上がるのを見たマリーさんは恐怖に襲われた。「映画の1シーンのようにサンルーフから男が立ち上がり、拳銃を取り出して私に向けるのが見えました。そして銃声が聞こえたんです。」 その後2台の車は走り去った。警察は狙撃者の行方を追っている。
警察の捜査官は、男は44口径の拳銃を3発発射したとみている。そのうち1発はマリーさんの眉間に命中した。しかし弾丸は彼女の頭蓋骨に当たり3つに砕けた。破片は皮膚の下を通過し右側の頬と耳の近くから外に出た。最初彼女は弾丸が命中したとは思わなかったが、頭から血が出ているので撃たれたことに気づいたという。「自分は死ぬんだと思いましたが、意識はありました。」
ボーフレンドがコンビニの駐車場に車を止め、娘が通報した。救急隊が彼女をタンパ・ゼネラル・ホスピタルに輸送した。彼女を診察したブラッド・ペックラー医師はいう。「運び込まれた彼女が体を起こしてしゃべるのを見て驚きました。」 何針かの縫合を受けた後、彼女は歩いて病院を出ることができたという。(TODAYshow.com:動画あり)