1973年に死んだ女性、アパートの自室で見つかる
この35年、クロアチアはユーゴスラビアから独立、クロアチア紛争が勃発し、終結した。ザグレブに住むHedviga Golikさんの隣人には子供が生まれ、そして孫も生まれた。しかしGolikさんはその間一度もアパートの自室から出ることはなかった。5月13日、死後35年目にミイラ化した遺体として発見され部屋から運びだされるまでは。
Golikさんの捜索願いは出されておらず、遺体の引き取り手も現れていない。Golikさんが死んだのは、近隣の住民が彼女を最後に見た1973年頃とみらていれる。何人かの隣人は、彼女は海外に出かけると言っていたという。
部屋の窓が開いていたことで、匂いが弱まっていたものとみられる。法医学の専門家は彼女の死因を自然死としたが、時間が経ちすぎており断定することは不可能だという。
Golikさんが発見されたのは、アパートの所有権が不明瞭で、他の住民たちがGolikさんの部屋の所有権は自分たちにあるとして部屋に立ち入ったため。誰がGolikさんの家賃を支払っていたのか、実際の部屋の所有者は誰なのかはいまだ不明。Golikさんが死亡した当時は国有のアパートだったが、現在アパートは住民の間で所有権を分けることが論議されている。 (CNN.com)【吉】