隣人が目の前に5mの壁を建ててテラスからの眺めがだいなしに
英国はランカシャー州フリートウッドに住むデニス・ホーズさん(58)は定年を迎え、海辺の家に新しくテラスを設け老後をのんびりと過ごす計画をたてていた。しかし、隣人はまた違う計画を建てていた。
ホーズさんが増築の最後の仕上げを行うや、隣人は高さ約5mの壁を建て、ホーズさんのテラスからは眺望はおろか日当りさえ奪われてしまったのだ。双方では1年にも及び、今や町のランドマークにもなってしまったこの壁を巡って論議を交わしている。
ホーズさんは自分の庭が刑務所の庭になってしまったようだという。「フリートウッドの万里の長城と呼ぶ奴もいるんだ。」「壁は隣の敷地に建てられてるけど、ベルリンの壁みたいに取り壊してほしいもんだね。危険だし、周りともまったく調和してないし。」
自宅のキッチンの上に増築するため、特に建築の許可は受けていなかった。しかしテラスが完成するや否や、隣人のチャールズ・ハートさんは自宅の庭が覗かれるのでプライバシーの侵害であると苦情を申し立ててきた。ホーズさんがテラスの撤去を拒否すると、はじめは布製のスクリーンを建てていたが、やがて大きな壁を築き始めたという。
ホーズさんは妻のサンドラさんとこの家に20年以上住み続け、3人の子供を育ててきた。彼によればブラックプールの観光客が3マイルも足をのばして見にくるようになったという。
ワイヤ特別区議会は、壁の撤去を求めて訴訟を起こす構えだという。(Mail Online:画像あり)【吉】