皮膚の下でウジが蠢く!「ハエ蛆症」の恐怖
英国はブリストル近くのヤットンに住むアラン・エバンスさん(50)は妻のカレンさんと2週間のガンビア旅行から帰国後、6か所あった小さな虫さされが腫れてずきずきするのに気づいた。
抗生物質も効かず、エバンスさんが拡大鏡で虫さされ跡を覗くと、なんと傷口の中で虫がうごめいている。彼はウマバエに刺されていたのだ。ウマバエは皮膚の下に卵を産みつけ、幼虫は人の細胞を食べて育つ。
彼は寄生性の幼虫によってひきおこされた「ハエ蛆症」と診断され、手術で4匹を摘出し、残り2匹は自力で絞り出した。「最初はカニの爪のように見えたよ。小さなカニが体内で育っているのかと思って呆然としたんだ。そりゃ怖かったよー。」と彼は語る。
ロンドン熱帯病病院のロン・ベーレンス医師によれば、アフリカや南米から帰国した人にはみられる病気で、それほど珍しくはないという。「誰もが罹患する可能性があります。蚊がウマバエの卵を皮膚の下に注入していくのです。」「その後サナギとなって潜伏します。主に頭皮や足や股間などに。呼吸がしやすいように皮膚の浅い部分に寄生します。」「2週間ほどでハエになり、皮膚の下を動き回るのですが、これが実に不快なのです。しかし今回治療は成功しました。」と彼は語った。(Sky News)
ハエ蛆症に関しては胸に寄生したこんな症例や口の中に寄生したこんな症例や目に寄生したこんな症例があるようですがあまり見ない方がいいかも。【吉】