世界の怖い道10選
旅行サイトの"Travel + Leisure"が世界の怖い道ワースト10を紹介している。
1. ノース・ユンガス・ロード:ボリビア
場所:ラパスーコロイコ間
「死の道」と呼ばれるこの道は、山腹にはりつくように65kmにわたってのびている。場所によっては幅が3mほどしかなく、片側にはジャングルに向かって高さ300mほどの崖がきりたっている。
◆Youtubeでの検索結果
2. Guoliang Tunnel Road:中国
場所:太行山脈(山西省、河南省、河北省)
1972年に、この地域の住民が他の地域との連絡のために断崖に1.2kmにわたってトンネル状の道を穿った。高さ4.5m、幅3.6mのこの道路を車で通行するのは至難の業で、30か所ほどの「窓」からは眼下の眺めが広がる。
◆Guoliang Tunnel - danger china (MDOLLA)
3. ハルセマ・ハイウェイ:フィリピン
場所:ルソン島
地滑りが多く、頭上からは石や物が落ちてくる。熱帯林沿いでは霧が立ちこめ視界を奪う。多くの区間が未舗装のまま。
◆halsema highway(YouTube)
4. カラコルム・ハイウェイ:パキスタンー中国
場所:カラコルム山脈
世界で最も高い標高にある舗装道路。標高4,900mほどの山脈の間を縫って中国に至る道。観光客にも人気があり、K2山を眺められる場所もあるが、高山病にかかりやすい。
◆カラコルム・ハイウェイ(Wikipedia)
5. コリマ・ハイウェイ:ロシア
場所:シベリア
スターリン時代に強制労働収容所の囚人たちによって建設され、建設中に多くの労働者が死亡したため「骨の道」と呼ばれる。冬季には川が凍結するため、フェリーに乗るかわりに氷の上を走行しなければならない。
6. キャニング・ストック・ルート:オーストラリア
場所:オーストラリア西部の砂漠地帯
100年前ある牧畜業者が、50の井戸を掘りながら、砂漠の中を1,700kmにわたってこの道をきりひらいた。この灼熱の砂漠の道を、現在ではレクリエーション目的で4WDの車が走行している。
◆YouTubeでの検索結果
7. Graciosa Trail:ブラジル
場所:モヘッテス近くの山岳地帯
この道は熱帯雨林の中を縫って走り、苔で覆われた橋を渡る。一部は砂利道であり、滑りやすく、急カーブでは危険を伴う。
8. トランス・サハラ・ハイウェイ:アルジェリア、ニジェール、ナイジェリア
場所:アルジェ(アルジェリア)ーラゴス(ナイジェリア)間
4,500kmにわたるこの道は3か国を、そして世界最大の砂漠を縦断する。多くの区間で燃料と水を調達することができず、砂嵐による吹きだまりが道路を遮断する。
9. スティルウェル・ロード:インド・ミャンマー
場所:レド(インド)ーミャンマー間
第二次世界大戦中に連合国側の供給路として、何千人もの犠牲者を出しながら建設された。1,700kmにわたってジャングルの中を蛇行し、100以上の川を渡る。現在では使われることもほとんどなくジャングル化しつつあり、ミャンマー側では走行できない部分も多い。
◆The famous StillWell Road(Tinsukia District web site)
10. Selva Blue Lodgeへの道路:ボリビア
場所:サンタアナーSelva Blue wilderness lodge間
Selva Blue wilderness lodgeはアマゾンの中の宿泊施設。160kmにわたり砂利道や草の生えた道が続き、アマゾンの支流を木橋でわたる。
車は通れないが、個人的にはスペインのエル・カミニート・デル・レイをお勧めしたい。Youtubeの動画はこちら。【吉】