100万以上するヨット、最低価格の設定を忘れ3000円で落札される
ドイツはケルンの裁判所は、ネットオークションでヨットを22.5ユーロ(約3,000円)で落札された出品者に対し、落札者にヨットを引き渡すよう命じた。
裁判所のフーベルトゥス・ノルテ広報官がザ・ローカル紙に語ったところによれば、ケルンのポルツ在住に出品者は1万ユーロ(約130万円)以上するヨット「ジャノー・サンウェイ21」をネットオークションサイト"AllesAuktion.de."に出品、12,000ユーロ(約164万円)で売却するつもりだったが、最低価格の設定を忘れていたという。
出品者はオークションサイト側の「技術的問題」「エラー」として出品を取り下げようとしたが、地方裁判所はこれを認めなかった。「商的取引に関する法律はネットオークションにも適用されます。」「出品者は引き渡しを履行しなければなりません。事が終わった後売るつもりはなかったと言っても遅いのです。」とノルテ氏はいう。出品者が引き渡しに応じなかった場合、違約金として12,000ユーロを支払わなければならないという。
ノルテ氏によれば同様の事件は以前もあったという。「60,000ユーロでトラクターを売ろうとした出品者が最低価格の設定を忘れたために51ユーロで落札されてしまったケースもありました。」「この時も落札者が勝訴しています。」 (The Local)【吉】