18世紀のドイツ詩人シラーは意外にテレビ好き
「ウィリアム・テル」の作者として、またベートーベンの「第九」の歌詞で知られるドイツ古典主義の詩人、フリードリッヒ・フォン・シラー(1759-1806)宛にラジオやテレビの視聴料の督促状が届いた。
ドイツの料金徴収代行会社GEZは、ドイツ東部、ヴァイクスドルフ-ケブリッツにあるフリードリッヒ・シラー小学校へ、「フリードリッヒ・シラー様」宛の督促状を誤って送付した。GEZにはシラーが同学校の所有者として登録されていた。督促状によればシラーは年間の視聴料157ユーロ(約25,000円)を1805年から滞納しており、請求額は40,000ユーロ(約325万円)に達していた。
GEZ側は誤りを認め、「私共の扱うデータは膨大なためこのような間違いがおきました。フリードリッヒ・シラーという名も特に変わった名前ではないため、目立たなかったのです。」と謝罪をしている。
小学校側は「宛先の人物はすでにラジオやテレビを視聴できる立場にはありません。」とGEZに連絡していた。(BBC NEWS)【吉】