鼻をほじりすぎて出血死した男性

　英国で鼻をほじりすぎて出血死した男がいる。
　マンチェスターの検死官、ナイジェル・メドーズはイアン・ボスウェルさん(63)の死因についてこう語った。「彼の死因は、継続的に鼻をほじっていたことによる出血死としか考えられません。」　メドーズさんは死因を偶発的事故と記録した。
　アルコール中毒から認知症にかかっていたボスウェルさんの死体が発見されたのは９月５日。一人で暮らしているマンチェスターのレディバーンのアパートで、管理人のジョン・エドワーズさんによって発見された。
　エドワーズさんは「ベッドから落ちて頭を打ったのだと思いました。見つけた時は明らかに死んでいました。」という。しかしマンチェスター王立病院で行われた検死では、ボスウェルさんの死因が頭を打ったことという確証が得られず、唯一死に結びつくと考えられる原因は鼻の穴が血でいっぱいだったことだ。
　検死にあたったエミール・ベンボウ医師は「鼻の穴が血でいっぱいだったこと。私の判断では最も死因に近いと考えられるのは『エピスタクシス』、医学用語でいう鼻血です。」「鼻血の原因として最も考えられるのが鼻をほじること。それが原因だと思います。」と語った。
　バスウェルさんは20歳で脳内出血を起こして以来働くことができず、アルコールに溺れていったという。唯一の肉親である姉は1986年に母親の葬式で彼に会ったのが最後だという。(Mail Online)【吉】