グーグル・アースを窃盗の下見に使っていた男逮捕
英国でグーグル・アースを使って窃盗の下見をしていた男が逮捕された。
ロンドン近郊のサットンに住むトム・バージ(27)はグーグル・アースを使ってターゲットを探し屋根のサイズを測り、建物の壁からよじのぼって屋根に使われている鉛などを窃盗、スクラップ業者に売りさばいていた。
6か月間にロンドン近郊のカーシャルトンにあるハニーウッド博物館やサットン女子高校、クロイドン行政区教会などが被害にあった。
バージの友人によればバージは「自宅でマウスをクリックしながらロンドン南部を物色していた。」「いろんな種類の建物を狙ってリストアップしていた。」「鉛の屋根は通常の屋根より色が暗いのでグーグル・アースで識別できた。」という。
バージは2月に逮捕され、先週サットン治安判事裁判所で窃盗について有罪を認め、8か月の執行猶予つきで100時間の公共サービスと外出禁止の判決を受けた。
捜査にあたったクリス・グラント部長刑事は「バージは逮捕されるまで多くの窃盗を重ねていました。」「逮捕後は鉛の窃盗の件数が大きく減少しました。」と語る。(Telegraph)
ストリート・ビューのプライバシー論議とはまた別の話ですな。【吉】