スコットランドの古城の窓から覗く幽霊
スコットランドの城で写された写真に謎の影が写っていた。
この写真は去年の5月にファイフ州のタンタロン城で写されたもの。格子がはまった窓から15世紀の衣装をまとった人物がこちらを見つめているのだ。
この城にはマネキンによる展示はなく、またコスチュームをつけたガイドもいない。写真の専門家によりデジタル的な処理もされていないことが確認された。
心霊に懐疑的なリチャード・ワイズマン教授も困惑している。「非常に興味深い写真です。」「3人の写真の専門家に検査してもらいましたが、合成された痕跡はまったくないといいます。」「問題の人物は往事の服装をしているように見えますが、タンタロン城では人形による展示やコスチュームをつけたガイドがいるような場所では100%ありません。」「おそらくは少し変わった服装をした観光客でしょう。日光の反射という可能性もあります。しかしそれにしては人に見えますね。はっきりとした説明はできません。」
タンタロン城はスコットランド東岸、ノースバーウィック近くの岬にたつ14世紀の城塞。1651年のクロムウェル軍の攻撃により大きくダメージをうけている。
この写真を撮影したクリストファー・アイチソンさんは、「自分の写真に何かが写っているとは気づきませんでした。」と語る。
ハートフォードシャー大学の心理学者であるワイズマン教授は、数多くの超自然現象に関する研究を行ってきた。彼は1か月前に「心霊写真」に関する調査を開始していた。メンバーが収集したもののうちいくつかが"HAUNTINGS; The Science of Ghosts"に掲載されている。(The Sun:画像あり)【吉】