「死んだウサギ投げ選手権」中止に
ニュージーランドで、恒例の「死んだウサギ投げ選手権」が動物保護団体の強い抗議によって中止された。
この競技は人口400人の南島の町ワイアウで毎年行われる「ブタ狩り祭り」の目玉の行事で、数年にわたって行われてきた恒例行事だが、RSPCA(王立動物虐待防止協会)からの抗議によって主催者側は中止に追い込まれた。動物虐待調査官のチャールズ・カドワラダーさんは「皆さんは亡くなったおばあさんをふざけて投げたりしますか。」と疑義を唱えている。
主催者のジョー・モリアティさんはウサギ投げの中止は「『政治的正しさ』の暴走」だと抗議している。「この町の子供たちはみな素晴らしく、動物を愛しています。」
しかしRSPCAニュージーランド支部は、死んだウサギを投げることは子供に対し死んだ動物は面白いもの、エンターテインメントの一種だというメッセージを与えるとしている。 (Metro.co.uk)【吉】