セックス後、妻が記憶喪失に!
アメリカの女性が、夫と性行為をした後突然記憶喪失になってしまった。
「一過性全健忘症(TGA)」は脳内の血圧によってひきおこされ、激しい運動や排便、性行為などによって引き起こされる。このアリスという女性(59)はこの8月に夫のスコットさんと行為を行った後この厄介な症状を経験した。彼女は突然、一時的にだがここ数年の記憶をなくし、また新しい記憶をつくることができなくなった。
行為後夫妻はテレビをつけ、北京オリンピックが画面に映し出されたが、アリスさんは「今オリンピックをやっているの?」と尋ねたという。「何かおかしいと感じたので妻に聞きました。『今日は何日だい?』と」 アリスさんが答えられないのを見て今の大統領の名前を聞いたところ、彼女は「ビル・クリントンよ」と答えた。スコットさんは救急車を呼びアリスさんは病院に搬送された。当初彼女は脳卒中ではないかと疑われたが、神経科医により50代以上に一般にみられるTGAだと診断された。
ハーバード・メディカル・スクールのルイス・キャプラン博士は「セックスはよく知られた要因です。」「TGAの検査を行う際にはいろいろな要因の頻度を検査しますが、セックスが最も一般的な要因です。」という。偏頭痛や激しい頭痛を経験した者はTGAになりやすいという。
アリスさんの記憶はその後全て回復したが、記憶喪失の原因となったあの日の行為だけは思い出せないという。しかし彼女がその行為を楽しんだのは、キャプラン博士の次の言葉によれば間違いないようだ。「TGAは通常オーガズムの後に起こります。」(Telegraph)【吉】