タイでドラえもんの葬儀行われる
タイのアユタヤ県で、ある女性がドラえもんのぬいぐるみの葬儀を行ったという。この話題はタイで広く報道された模様。現地紙「ナショナル・ニュース・ビューロー」は以下のように報じた。
アユタヤ県のワット・マハロク寺で、Phlapphlueng Namcharoenさんが自分のドラえもん人形「Jiwoei Nakthong」の葬儀を行った。幼稚園の教諭Nipha Rungrueangburanakulさんによれば、Namcharoenさんはこの人形をWat Sawang Arom幼稚園に生徒として登録し、普通の生徒のように毎日タクシーで学校まで送り迎えしていた。Rungrueangburanakulさんはまた、Jiwoeiがクラスにいることで園児は喜び、このドラえもんのぬいぐるみでよく遊んでいたため、彼女もこのぬいぐるみが普通の人のように生きているかのように考え始めたという。
エキセントリックな女性がぬいぐるみを幼稚園に入学させようとし、園長や教師もそれにつきあったというのも奇妙な話だが、よりタイ国民の注目を集めたのはドラえもん人形が「死んだ」ということだ。Matichon article紙によれば、このぬいぐるみがNamcharoenさんの夢に現れ、自分が死んだこと、人間と同じような葬式をしてほしいことを告げたとしている。
タイでは今人形の葬儀を受け入れた寺院側に対し批判が集中しており、ネット上では生き物ではない物の葬儀に僧侶が参列すべきかどうか議論されているという。(Thai 101)【吉】