校内で見つかった「胎児」は植物の一部と判明
ペンシルベニア州ピッツバーグのサウスモアランド・ハイスクールの階段で発見された7週間目の胎児とみられたものは、法病理学者のCyril Wechtさんにより、「植物性のもので、胎児の死体ではない」と確認された。「それ以上詳細はわかりません」と同氏はいう。彼はウエストモアランド郡の検察医事務所にこれを報告した。
5月19日の夜、アルヴァートンにある同校の女子トイレ近くの階段で女性用務員が胎児状のものを発見し、グリーンズバーグ警察と検察医が同校に招集された。用務員はこれに先立ち女子トイレに血が落ちているのを見ていたため心配になり、職員が州警察と州保険局に連絡した。
学校の責任者、ジョン・ハーフヒルさんは以下のように語った。「検察医事務所から、Cyril Wecht医師が問題のものを詳細に調べた結果、植物性のものであることがわかった、と連絡がありました。」「このことが確認される前に、様々な推論が取りざたされたのは残念なことです。」
Wecht医師は正確な正体をつきとめるにはたくさんの不必要な検査を行わなければならないため、正体は不明だとしている。「重要なのは、これは人間の胎児組織ではないということです。」と彼はいう。(Pittsburgh Tribune-Review)【吉】