10月13日マンハッタン上空に現れたUFOの正体は?
10月13日午後1時半頃、マンハッタンのチェルシー地区上空に光る謎の物体が現れ、警察や連邦航空局への通報が相次いだ。
これについて、ニューヨーク市のある小学校の関係者は、この物体は先生の婚約を祝うパーティーの最中に飛んでいった風船の束だと考えている。
「UFOですって? ばかばかしい。あれは私たちの風船ですよ!」とマイルストーン学校のアンジェラ・フリーマン校長はいう。ある生徒の親が、語学のアンドレア・クラパロ先生に虹色に輝くパール色の風船を40個ほど持ってきたが、1時頃風が吹いて風船は飛んでいってしまったという。「全部がひとかたまりになっていたので、大きく、UFOのように見えたのよ。」と4年生のニア・フォスターちゃん(9)はいう。
その1時間後、マンハッタン上空に現れた謎の飛行物体に驚いた見物人たちがニューヨーク市警や航空局に通報しはじめた。国立測候所の気象学者によれば、当時風は南に向かって秒速2mから5mの風が吹いており、この説を裏付けている。警察も謎の物体は風船であろうとしている。当時空はきれいに晴れており、高い高度で飛ぶこの物体は地上からはっきり見えた。またヘリウムガスの入った風船は高い高度ではガスが膨張して形を変え、下から見ると奇妙な形になると専門家はいう。
超常現象によくあるように、いろんな説が唱えられた。ある者はタイムズスクエアで行われたイベントで、ニューヨークとマドリードの合同観光事業を祝って飛ばされたいくつかの黄色い風船だとしている。また元北米航空宇宙防衛司令部職員で、世界の主要な都市に10月13日UFOが現れるという本を著した作家のスタンリー・フルハム氏にはコメントをもらえなかった。(NY Daily News)【吉】