経費節減のため遺骨を捨てていた墓地(画像あり)
アリゾナ州ビスビーの墓地で、墓地経営者が経費節減のため遺骨を埋葬せずにくぼみの中に捨てて野ざらしになっていたことがわかった。一見違法な行為に思えるが、ビスビー署は必ずしも違法ではないとしている。
警察官のクリス・ロング氏によれば、9月26日の週、親族の墓地を訪れた夫婦が、墓石がやぶの中に移動しているのに気づき、そこで人骨や遺灰が捨ててあるくぼみを発見した。多くの遺骨は2つの穴の中に捨てられていた。この件について墓地の所有者であるポール・パーカー氏が責任者として名乗り出た。パーカー氏によれば彼は経費節減のため、何年もの間このような行為をしてきたという。
しかしロング氏によれば、この行為は違法とはいえず、所有者に刑事責任は問えないという。「彼の行為が犯罪であるとする根拠は見つけられませんでした。」と彼はいう。
検察医はこれらの骨を人骨と特定したが、火葬されているためDNAによる人物の特定はできないとした。
この行為は違法ではないかもしれないが、葬儀業界の規則を違反している可能性があるとして、アリゾナ葬儀社協会は調査にあたっているという。しかししばらくの間遺骨は今の状態のままとなる。(KGUN9:ガイコツがごろごろしている画像はこちら。)【吉】