気球騒ぎの父親、奇抜な発明「ベア・スクラッチ」を引っさげて再登場
2009年10月、子供を乗せたままの気球が飛んでいってしまったという狂言で全世界の耳目を集めたリチャード・ヒーン氏がまた世間の注目を集めている。今度は発明家として奇抜な発明品を引っさげての登場だ。
彼が発明したのは「ベア・スクラッチ」。部屋の壁に取り付ける木の棒で、クマのように背中をこすりつけて背中を掻く、いわば固定式の孫の手だ。価格は1本で19ドル99セント、2本買えば29ドル99セントとお得だ。
サイト上のコマーシャルでは彼自身が登場し、「ごらんなさい、森の中にいけばクマは枝を折って背中を掻いたりしてませんよね。クマは木全体で背中を掻くんです!」と口上を述べ、自らベア・スクラッチで背中を掻いてみせる。コマーシャルには彼の息子(気球で飛んでいったファルコン君ではなく長男の方)も登場し背中を掻いてみせる。そして最後にカメラの外の奥さん(マユミさん)に向かって、「おまえ、もうおまえは必要ないよ! 自分で掻けるんだ!」と叫んで終わる。
ヒーン氏は気球騒ぎの後90日の服役を経て、コロラド州からフロリダ州へ移住。なお4年間の保護観察下にある。(NBC Dallas-Fort Worth)
あの時演じていた悲劇の父親像とはまったく別の能天気なCM。本当に同一人物か? というかんじ。【吉】