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2010年11月29日 (月)

カナダの結合双生児、互いの目を通してものを見られることが判明

 結合双生児のクリスタちゃんとタチアナちゃん(4)は、お互いの目を通してものを見ることができることがわかり、医療関係者を驚かせている。
 二人は別々の体を持っているが、脳を共有している。身体の感覚や運動機能を大脳皮質に伝える視床が結合しており、そのため互いの思考を感知でき、また互いの目を使ってものを見ることができるという。
 互いの目でものを見ることができることは、二人が遊んでいるところを見ていた母親のフェリシア・シムズさんが気づいた。フェリシアさんはいう。「二人で遊んでいる時、一方がもう一方の方にある、おそらく見えないところにあるものの場所を正確に知っていて、手を伸ばして取るんです。」「見えないはずのおもちゃを取るところを見るのは、まったく素晴らしく、信じられないことです。」
 また二人は感情も共有しているように見えるという。「一方が怪我をすると、もう一方もそれを感じ、一方を叱るともう一方も泣くのです。」
 カナダのブリティッシュ・コロンビア州バーノンに住む二人は、誕生以来医療上のケアをずっと受けてきた。誕生以来二人を担当してきた小児神経外科医のダグ・コクラン医師は、二人が互いの目を通してものを見ることができると確証した。「二人はお互いの視野からの信号を共有しています。」「一方が見ているものをもう一方も見ることができます。一方の網膜からの電気的刺激をもう一方が受信できるのです。」
 フェリシアさんと夫のブレンダンさん(26)は、妊娠5か月になるまで子供が結合双生児だと知らなかったという。超音波検査を受けた際に、二人が頭蓋結合体であることが判明した。フェリシアさんはいう。「お医者さんがいいました『二人は結合しています。詳細な検査が必要ですが、現時点では何らかの形で結合していることが分かりました。』。」「誰かにハンマーで打たれたような気分になりました。夢の中にいてこれから起きようとしているかのような、現実的でない話に思えました。」「けれど超音波で見ると、突然現実味を帯びて感じました。何が起きようと、自分が出来る最善のことをしてやろうと思いました。」
 頭蓋結合はこれまで8例しか報告がなく、生きて産まれたのは3例しかない。帝王切開で産まれた時、二人で3,000g弱しかなかったという。二人は別々の体を持っていたが、耳の上で結合していた。「二人の脳は癒着しており、切り離そうとすると一方、あるいは両方が死んでしまう可能性がありました。」とフェリシアさんはいう。
 フェリシアさんには他に3人の子供がおり、中絶は考えなかった。しかし二人の誕生以来いやがらせの手紙を受けるという。「手紙には娘たちのことを奇形児と書いてあります。」「匿名の手紙には、二人を産むべきではなかったと書いてありました。」「けれどあまり気にしないことにしています。相手が名前を名乗らないのであれば、何で気にすることがあるでしょう。」
 なお二人のうちクリスタちゃんの方が主導的な立場で、おっとりしたタチアナちゃんはクリスタちゃんの行きたい方についていくという。(Mail Online)【吉】

11月 29, 2010 at 01:19 午前 今日のトピックス |

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