ショーン・コネリーが無名時代ヌードモデルをつとめた油絵発見される
裸のショーン・コネリーを描いた絵が、英国スコティッシュ・ボーダーズの画家のコレクションから見つかった。
この絵は1951年、007シリーズのジェームズ・ボンドとして有名になる前、エジンバラの画学生のためにモデルを務めた時に描かれたもの。
この絵は先月83歳で亡くなった元セルカーク・ハイスクールの美術教師、ラブ・ウェブスターさんによるもので、何千ポンドもの価値があると考えられている。氏が暗室として使っていた部屋に積んであったキャンバスの中から、氏がエジンバラ美術学校在学当時のこの絵を親族が発見した。
このためウェブスターさんの作品は初めて公衆の場に展示されることになった。ウェブスターさんの義理の甥、Nick Bihelさんは語る。「親族にはショーン・コネリーのスケッチが何枚か配られていました。」「この油絵はおじが暗室として使っていた部屋に積んであった絵の一枚です。」「おじは絵を売ったことも展示したこともありませんでしたが、才能がある芸術家だったことは確かです。」
Bihelさんはウェブスターさんが有名な俳優を描いたことについて話すのを聞いたことがある。「コネリーはモデルを仕事の一環として捉えており、口数は少なかったそうです。」「この絵がどれくらいの価値があるのか解りません。」「今親族は残された絵について相談していますが、近い将来セルカークで展示する予定です。」「残しておくには絵が多すぎるため売らなければなりませんね。」
エジンバラ出身のコネリーは映画俳優になる前、絵のモデルを含めいくつかの仕事についている。最初の仕事は生協の牛乳配達人だった。またコネリーは海軍に在籍したり、トラックの運転手、棺を磨く仕事についたこともある。ボディビルを趣味にし、50年代にはミスター・ユニバースのコンテストにも出場したことがあるが、出場者の一人から「南太平洋」のオーディションがあると聞き、同映画で小さな役を得て、俳優としての道を歩み始めた。(Telegraph:画像あり)【吉】