10代の女性、ファーストキスの直後死亡
英国の10代の女性がファーストキスの直後突然死亡した。
ジェマ・ベンジャミンさん(18)は大学の友人ダニエル・ロスさん(21)と夜外出したあと、南ウェールズのトレフォレストにあるロスさんの自宅でキスをされた。するとベンジャミンさんは突然ソファにくずれおち、ロスさんの目の前で亡くなったという。検死の結果ベンジャミンさんの死因はSADS(成人突然死症候群)という珍しい心臓の疾患で、英国では年間500人がこれで死亡している。
ベンジャミンさんと知り合って3か月のロスさんは、現地に救急隊がかけつけるまで必死に彼女を救おうとした。
ロスさんは警察に対し、ベンジャミンさんとつきあって3か月になるが、キスをしたのはその日が初めてだったと語った。彼は「性的な関係はありませんでしたが、週に2、3回は会っていました。」「バーで食事をし、クレジットカードを忘れたので僕の家に戻りました。」「彼女と話をし、玄関のドアの前でキスをしました。」「僕たちはキッチンにいき、リビングルームにいったところで彼女がソファに座りました。」ロスさんによれば、突然ベンジャミンさんのまぶたが下がり口から泡を噴き、倒れたという。
「彼女の母親に電話をし、彼女がてんかんを持っているか聞きました。彼女の意識はなくなっていました。」 続いて彼は救急隊に連絡をし、電話で指導を受けながら彼女に蘇生措置を行ったが、彼女を救うことはできなかった。
ロスさんに事情を聞いた警官、リッチー・アンドリュースさんは語る。「ベンジャミンさんとロスさんは会話の後キスをしました。これが二人のファーストキスだった可能性があります。」 ベンジャミンさんの父親は、ベンジャミンさんとロスさんは「ただの友達」だと思っていたという。「ジェマはたいへん内気で気が小さい娘でした。」
調査は、ベンジャミンさんは健康でスポーツ好きだったが、スポーツ科学の試験が近づいていることにストレスを感じていたとしている。
ベンジャミンさんの母親は、ベンジャミンさんが長距離水泳やホッケーの選手で、「少し前は健康そのものだったのに、次の瞬間には私のもとから去ってしまった」「どんなに悲しいか言葉にできない」と語った。 (Telegraph)
事件としては2009年4月の出来事のようです。【吉】