職場の席で死亡したまま約1日発見されなかった女性
カリフォルニア州ダウニーで、ロサンゼルス郡の職員レベッカ・ウェルズさん(51)が職場の自席で死亡したまま約1日にわたって誰にも気づかれかったという出来事があった。
郡の発表によれば、ウェルズさんはインペリアル・ハイウェイにあるビルのほとんど空室の階で働いていた。内部監査の部署で監査人として働いていたウェルズさんは普段イーストロサンゼルスに勤務していたが、このところダウニーで監査を行っていた。この発表では「ウェルズさんは2階の空いていたパーティションを使っていた。その列のパーティションは全て空席だった。」「同ビルにはパーティションで区切られた席が多く、この列のパーティションやその周囲では従業員の誰も働いていなかった。」とされている。
2月11日午後5時頃、会議の後に同僚の監査人が彼女の最後の姿を見ており、その時彼女は午後6時半まで残業すると言っていたという。また彼女は家族に今日は遅くなると連絡をしていた。家族が警察に行方不明の届けをだした後、12日の午後になって警備員が、ウェルズさんが机にもたれかかるようにして亡くなっているところを発見した。「土曜日に少し仕事をしようとオフィスに来たら、ウェルズさんが運び出されるところだったんです。」と同僚のハッティー・ロバートソンさんはいう。
ウェルズさんの正確な死亡時刻は判っていないが、警察側は最悪発見されるほぼ1日前に亡くなっていたとしている。ウェルズさんは大学卒業後長らく監査人として働き、最近孫が産まれたばかり。死因は明確ではないが、犯罪の疑いはないという。(KTLA)【吉】