タマネギを使った新しい拷問をあみだしたギャング
ニューヨーク警察は、タマネギを使って拷問をしていたギャングの一味、エリック・メヒアを逮捕した。
2008年、メヒア一味は警官を装い、道路を通行止めにして麻薬の売人を誘拐、タマネギの袋に売人の頭をつっこみ、麻薬の隠し場所を吐かせていた。麻薬取締局のセロン・ユージン刑事によれば、「ギャング達は男性の被害者の頭にタマネギの袋を被せ、麻薬を隠した場所を白状するようしむけた」「刻んだタマネギを詰めた袋で被害者は一種の窒息状態になった」という。
売人を拘束するにあたって、メヒア達は偽の警察バッジと、赤いランプをつけた車を使った。売人は女性や子供と一緒に縛り上げられたという。その後一味はクイーンズ地区に35,000ドル相当の麻薬を持ち帰ったという。
一般的な、殴ったり、プライヤーで睾丸を締め上げたり、顔にタオルを被せて水をかけたりといった手口と同様、タマネギ袋は効を奏したようだ。ニューヨーク・デイリー・ニューズ紙によれば、この方法はジョージア州で家屋に侵入し、コカイン34kgと現金100,000ドルを強奪した際にも用いられた。フランクリン・デ・ヴァルガスが率いるこの一味はいくつかの州での100件以上の強奪事件に関わっているとみられる。(Mail Online)【吉】