英国王室で食人が行われていた?
英国ダーラム大学のリチャード・サグ博士の最新の著作によれば、英国の裕福で教養のある層はかつて人間の肉や血、骨を薬として摂取していたという。
この慣習は18世紀の終りまで、ヨーロッパの他の地域でも行われていたようだ。当時アメリカ大陸で行われてい(ると噂されてい)たカニバリズムを残酷としながら、その裏では英国の王族もエジプトのミイラの粉や、人間の脂肪、肉、骨、はては脳までも塗ったり飲んだりしていたのだ。サグ博士は上流階級での鼻血を止める薬は兵士の頭蓋骨に生えた苔だったろうと示唆している。
同校の英国研究部門は、世界の中でヨーロッパ人こそ真の食人種だったと主張している。「学校では教わりませんが、過去の文学や歴史上の文章に証拠が残されている以下のような事実があります。ジェームズ1世は死体から採った薬を拒否しています。チャールズ2世は死体から自分用の薬をつくっていました。チャールズ1世はその遺体から薬がつくられました。」とサグ博士はいう。「人肉食を楽しんだのはチャールズ2世だけではありません。メアリー女王やウィリアム3世もそれを行っていたといわれています。」
サグ博士の著作、"Mummies, Cannibals and Vampires(ミイラと人食いと吸血鬼)"は5月29日に刊行され、チャンネル4のドキュメンタリー内でとりあげられる。(Metro)【吉】