極めて現代的な天文現象「マンハッタンヘンジ」
7月13日20時25分頃、マンハッタンの34番街にある現象を観測するために人々が集まった。東西に延びる34番街のちょうど延長線上に日が沈み、地上では滅多に目にすることがない日没が見られ、通りの南北の高層ビルが夕陽に照らし出されるという、ストーンヘンジを思わせるような現象だ。
天文物理学者のニール・ドグラース・タイソン氏は1996年、この現象を「マンハッタンヘンジ」と名づけた。現在では彼は雑誌「ナチュラル・ヒストリー」にこの現象が起きる日時を掲載している。同様の現象は高層ビルとまっすぐな通りがあるシカゴやモントリオール、トロントでも観測できる。
マンハッタンでこの現象が観測できるのは5月と7月にそれぞれ2日ずつ。冬にも同じような現象があるが、こちらは日の出を見ることになる。(BBC News:画像あり)【吉】