カダフィ大佐宅からライス米前国務長官の写真を集めた秘密のアルバム発見
リビアの暴君カダフィ大佐を「狂犬」と名付けたのはロナルド・レーガン元大統領だが、カダフィ大佐はアメリカの右翼政治家、コンドリーザ・ライス前国務長官がお気に入りだったようだ。トリポリにあるカダフィ大佐の屋敷を荒らしていた侵入者が、前国務長官の写真でいっぱいのアルバムを発見したのだ。
このアルバムにはかつてカダフィ大佐が彼の「お気に入り」と呼んだライス前国務長官とのディナーの写真など、前国務長官がトリポリを訪問した時の2人の写真が収められていた。
前国務長官は2008年、カダフィ大佐がジョージ・W・ブッシュの「対テロ戦争」への支持を表明し、まだリビアが西側の外交の場にあった頃同国を訪問している。彼女と大佐は夜遅くのディナーを共にしたこともある。ライスのリビアへの訪問は、アメリカの外交官や政治家としては55年ぶりだったが、直接会う以前からカダフィ大佐は彼女のファンだったという。
2007年のアル・ジャジーラによるインタビューで、彼は「私はあのお気に入りのアフリカ系女性を支持する」と語っている。「彼女がふんぞり返ってアラブの指導者に命令するやり方を称賛し、誇りに思うよ。リーザ、リーザ、リーザ。私は彼女を大好きだ。」
彼女に魅せられたのはカダフィ大佐だけではない。英国のジャック・ストロー元外相も彼女に恋したとされ、共に活動するようになってからオタクのようなメガネをやめたために国内の冷笑を買ったことがある。前国務長官は彼をアメリカンフットボールの試合に連れていき、飛行機の中では彼にベッドを譲り床で寝たこともあるという。 (Metro.co.uk:画像あり)【吉】