ビューティコンテストに勝ち抜くため8歳の娘にボトックスを注射する母親
英国のバーミンガム出身、現在はサンフランシスコに住んでいる女性が、8歳の娘の「しわをとるため」ボトックス注射を施していることを認めた。
ケリー・キャンベルさん(34)はABCのニュース番組「グッドモーニング・アメリカ」で、競争の激しい子供版ビューティコンテストで勝ち抜くため娘のブリトニーちゃん(8)に注射をしていると語った。
キャンベルさんによれば、ブリトニーちゃんは現在では注射に慣れ、問題はないという。しかしブリトニーちゃんは最初はよく泣いたものだと明かした。「時々痛くて、どきどきするけど、慣れたの。」
インタビュー中ブリトニーちゃんは注射をする理由についてこう語った。「子供にもしわはあっていいものじゃないと思うの。」 また彼女は太ももをワックス脱毛していたことを明かした。彼女は毛深い太ももは「レディらしくない」としながらも、脱毛が耐えられないほど痛いため今では止めているという。
キャンベルさんは、ボトックスを子供に施しているのは自分だけではなく、ボトックスのアイデアもコンテストに参加している他の子供の母親から得たものだという。「多くの母親が子供にボトックスを与えています。私だけではありません。」パートタイムのエステティシャンであるキャンベルさんは、自分でも何年かボトックス注射を経験し、安全であると感じたという。
こうした施術は、子供らしさを奪うものではないか、という質問に対し、キャンベルさんは「コンテストの世界は厳しいんです。」と答えた。彼女は施術している医師は明かさなかったが、医師は医学会で信頼できる人物だと語った。
医療従事者はキャンベルさんの行為を批判している。こうした行為は肉体的な痛みを伴うばかりでなく、生涯にわたる心理的な外傷を残すこともある、というのだ。「少し信じられない出来事です。そして少し恐ろしくなりました。」 カリフォルニアの精神科医で院長を務めるチャールズ・ソフィーさんは同番組で語った。
ではこの8歳の少女自身はボトックス注射で自分がどう変わったと感じているのだろうか。「ずっとよくなりました。きれい、かわいい、そういういい言葉で表わされる感じです。」(Yahoo! Lifestyle UK:画像あり)
"child beauty pageants"で画像検索すると恐ろしい画像がいっぱい。この頂点にいるのが、先日仏ヴォーグ誌が写真を掲載し児童虐待との批判を受けた児童モデル、ティレーヌ・レナ-ローズ・ブロンドーなのだろう。【吉】
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