カナダ北西岸に流れ着いた11本の足、一部身元判明
ここ4年間でバンクーバー付近に流れついた11本の足のうち2本について、身元が判明した。
家族の要請で名前が伏せられているこのカナダの女性は、検死官によれば2004年4月にブリティッシュコロンビア州ニューウェストミンスターにあるパトゥロ橋から投身自殺をした。
女性の右足は2008年5月に、左足は2008年11月にリッチモンド近くのフレーザー川の別の地点で、ニューバランスのランニングシューズを履いた状態で発見された。警察では時間が経つとともに死体から自然に分離したものと考えている。発表によれば検死官は死体解剖とDNA分析から身元をつきとめたという。
カナダ北西岸では2007年から足が流れ着きはじめ、その本数は11本に達した。カナダの当局によればそのうち8本は橋からの飛び降り自殺によるものと考えている。死体が沈んだ後、強い水流と死体の腐敗により足が胴体から外れたというのだ。
警察によれば、発見された足のほとんどが軽量で浮きやすいスニーカーを履いており、胴体から外れた足がスニーカーの浮力で浮かびあがり、岸辺に流れ着いたものとみている。
検死官は6本の足について、4人の個人に属することをつきとめている。(ABC News)【吉】