魔術目的か 3歳の女児の足から28本の釘や針見つかる
インドネシア、スラウェシ島のマカッサルで、医師が3歳の女児の足に打ち込まれた28本の釘を取り出した。医師はこの少女から10cmほどの錆びた釘、注射器の針、アルミ製の棒などを取り出し、最後に背骨近くの危険な場所にあった針を取り除いた。「女の子は回復の方向にあり、概ね状態は良好です。すでに彼女は遊び始めています。」と外科医のKamaruddinさんはいう。9月にこの女児のX線写真を撮影したところ、背中や足に複数の異物が発見された。地元の住民がまじないの目的で刺し込んだ疑いがもたれている。
南スラウェシ郡のSyahrul Yasin Limpo知事が被害者の女児を訪れ、魔術が原因だと思われると語った。「信じられないかもしれませんが、南スラウェシではこういうことが起こりうるのです。」地元メディアに対し知事はこう語った。「急にあたまがぼけ、医者にも原因がわからない患者のことをしばしば聞きますが、ここではそれは魔術だとされ、コーランで説明できると言われるのです。」
医師は女児の傷の様子から、釘や針は6か月以上にわたって刺し込まれたとしている。女児の両親は、傷は女児が釘を取り除こうとしてつけたものであり、なぜ釘が足の中に入ったかはわからないとしている。
インドネシアでは主にイスラム教が信仰されているが、黒魔術も流布している。2009年にはユドヨノ大統領が大統領選前に黒魔術をかけられたとして政敵を告訴している。(ABC News)【吉】
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