悪魔崇拝の2女性、男性を監禁2日間にわたり傷つける
ミルウォーキーのレベッカ・チャンドラー(22)とレイブン・ララビー(20)は、アリゾナの男性(18)をアパートに2日監禁し、悪魔の儀式として300回にわたって男性をナイフで傷つけた疑いで逮捕された。ミルウォーキー署は男性が監禁されていたイースト・ナップ通りのアパートを捜査し、ナイフやガムテープ、拘束具、悪魔崇拝やオカルト関連の書籍を押収、現場に残されていた血液を採取した。
6日夜、現場アパートで首や腕、背中から血を流している男性を警察が発見、男性がネットで知り合った女性に拘束され2日にわたって傷つけられたと話したことから捜査が開始された。男性は地元病院に搬送されたが、病院関係者によれば男性の刺し傷や切り傷は背中や顔、腕、足、首などにわたり300箇所を超えていたという。また警察官は現場の床や寝室で大量の血痕や血の付いたガムテープやロープを発見した。
現場に現れたチャンドラーは警察に対し男性と性的関係を持ち、男性の傷は合意の上だったと語った。またルームメイトの「スカーレット」が主に男性を傷つけたとし、スカーレットは悪魔崇拝に関わっていることをほのめかした。チャンドラーはその場で逮捕された。
その後の捜索で捜査員は「黒魔術の儀式」という本のコピーを押収した。この本によれば読者は儀式により「死の天使と意識を共有できるようになる」としている。現場には7つの五芒星のほか、黒魔術の実践者の団体「シギルボーン」と関係があるとみられる「シギルボーン入門」という黒いフォルダが見つかった。
警察は「スカーレット」をララビーと特定して8日逮捕した。ララビーは10万ドル、チャンドラーは15万ドルの保釈金つきで収監された。(The Smoking Gun:マグショットあり。いかにもそれっぽい風貌。)【吉】