「大草原の小さな家」の彼女が現場で受けた性的暴行を告白
元子役たちがハリウッドで体験した性的暴行について次々に告白を始めている。ハリウッドの3人の人物が子役を犠牲にした事件でハリウッドが揺れていることをうけ、2人の元有名子役が声を上げはじめた。そのうちの一人はいう。「このような奴は何十人といました。枕営業というのはいまだにあります。 — それは18歳以上に限らないんです。」
70年代の人気ドラマ「大草原の小さな家」でネリー(いじわる娘:東京福袋註)を演じたアリソン・アーングリム(49)は、彼女が6歳から9歳まで受けてきた性的虐待についてハリウッドを非難した。やはり70年代のドラマ「わが家は11人」でエリン役を演じたメリー・マクドナーさん(50)は性的な辱めを受け、摂食障害になったと語っている。
二人は今、パーティーやお泊まり会などで子役をてなづけ、性的虐待を普通の行為だと思わせようとする加害者から子役を保護する運動を始めている。アーングリムさんによれば、キャスティングの担当者やマネージャーが有名になれることをえさに子役やその親に近づくという。彼女はスタジオの責任者が、スタッフの加害者としての資質を全くチェックしないと酷評している。
アーングリムさんはこの6月に発刊された本"Confessions of a Prairie Bitch(大草原の意地悪娘の告白)"の中で彼女の辛い経験について触れている。「性的な加害者にとって、ショービジネスは無料の大きな菓子屋に行くようなものです。」「子役やその親がすがってくるのですから」
マクドナーさんは自著"Lessons From The Mountain(山から学んだこと)"の中で子役が直面する危機について詳しく述べている。彼女はThe Sun紙に対しこう語った。「あそこには加害者がうようよいます。」「11歳の頃毎日キスをさせられたスタッフもいました。ディレクターは私が18歳になったとたん舌を入れてきました。非常に気味が悪かったです。」
ディズニーの番組の子役を手配していたマーチン・ワイスが8件の性的虐待で告訴された事件をうけ、彼女達は声を上げはじめた。先月にはセサミ・ストリートの音楽家フェルナンド・リヴァス(59)が児童ポルノ制作の容疑で裁判を受けている。キャスティング担当者のジェイソン・ジェームズ・マーフィー(35)は8歳の少年を誘拐し猥褻行為をおこなったかどで有罪になっている。
今年元子役のコリー・フェルドマン(40)も「加害者はハゲタカのようにそこらじゅうにいた」と性的虐待を受けていたことを告白している。彼は現在容疑者を裁きの場に引き出そうとロス警察署に全てを話す準備をしているある。(The Sun)【吉】