ブラジルで空から謎の金属球落下
2月22日、ブラジルのマラニョン州で重さ30kg、直径1mほどの正体不明の金属球が空から落ち地元はパニックとなった。
リアーショ・ドス・ポルコス村のホセ・バウディール・メンデスさんによれば、22日朝6時頃大きな轟音が聞こえ、数秒後に家の近くで爆発が起きたという。怖くなったメンデスさんは奥さんに家の中にいるように言い、外にでてみると庭にこの金属球が落ちていたという。
この球はみたところ合金でできており、開いている小さな穴から見ると空洞の中に何かがあったという。地元民が球を持ち上げ振ってみると中で何かが動いた。幸い怪我人はおらず、メンデスさんの庭に穴があき樹が一本折れただけですんだ。
謎の金属球の噂は近隣の町にも届き、多くの人々が一目見ようとこの村に集まっている。オ・インパルシアル紙は地元のマックス・マウロ・ガレット教授の談話を載せている。「村人はものすごい轟音だといっていました。この世の終りだと思った村人や、異星人の宇宙船が着陸したと思った村人がいました。私個人の意見としては人工衛星のかけらではないかと思います。」
確かにこの金属球はこれまで何度か地球に落下してきたものと似ている。2011年の12月にはナミビアのオムサティ州で重さ6kgの金属球が見つかっている。地元の当局がNASAとESA(欧州宇宙機関)の協力を得て特定したところによると、金属球の正体はESAのアリアンロケットの燃料タンクと判明したという。2011年はじめにはコロラド州の北西に同種の金属球が落下している。表面にはキリル文字が書いてあり、ソ連のゼニットロケットの加圧器だとすぐ判明した。(English pravda)【吉】