米海兵隊、ナチス親衛隊のマークを使用?
アメリカ海兵隊がアフガニスタンで撮影した、星条旗とナチの親衛隊に似たマークの旗を掲げたスナップに対し批判が集中している。海兵隊の隊長は、狙撃隊は撮影時このマークのもつ重大性に気づいていなかったとしている。
この写真は「常軌を逸している」と批判され海兵隊側も許容できないとしているが、調査により未熟さによる間違いと判断されこの部隊は罰則をうけなかった。
ガブリエル・チェーピン少佐によれば、2010年後半にペンドルトン基地を本拠地にしていた狙撃隊は、「スナイパー・スカウツ」を表すシンボルとしてこのマークを使ったもので、ナチ親衛隊の意味ではないという。
同少佐は「海兵隊は、第二次大戦で残虐行為を行ったナチスドイツの戦争犯罪組織に関係あるいかなるシンボルも使ったことがないと信じている」「海兵隊がするような行為ではない。」と語った。
サイモン・ヴィーゼンタール・センターのマーヴィン・ハイアー師は、「ナチ時代に関するどんな本を見ても、これは恐るべきナチス親衛隊のシンボルであり、海兵隊がアメリカの国旗に添えて掲げることは、このシンボルから世界を解放するために20万人のアメリカ人が死んだことを考えれば常軌を逸しています。」と語った。(The Sun:画像あり)【吉】
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