(画像)タイタニックが沈む海底の詳細な全体図完成
タイタニック号の調査を続けていた調査団が海底写真をつなぎ合わせ、39平方キロメートルにわたる回転の残骸の全体図をつくりあげた。タイタニック号が氷山と衝突した時何が起きたかを詳しく知るための手がかりになることが期待されている。
水中ロボットが撮影した10万枚以上の写真とソナーイメージからつくりあげられたこの全体図には、100年前に1,500人の人々とともに北大西洋の底に沈んだタイタニックの何百もの残骸が写っている。海底に残された痕跡からは、船はまっすぐ沈んでいったのではなくヘリの回転翼のように船尾を回転させながら沈んでいったことがわかるという。
これまでの海底の地図は不完全で、調査を難しくしていたという。今回の全体図を歴史家のパークス・スティーブンソンさんは「部屋の中が急に明るくなり、虫眼鏡を持って部屋から部屋を渡り歩けるようだ」と評した。2010年に行われた全体図作成のための作業の様子はヒストリー・チャンネルが記録し、タイタニック沈没からちょうど100年後の4/15に2時間のドキュメンタリーが放送される予定(日本での放映予定は不明)。(The Sun:画像はこちら)【吉】